運動の効果
運動の効果?
人間は「動物」であることは誰でも知っているように、
生まれた瞬間から動き続けることを宿命づけられた生物なのです。
すなわち、人間のからだは、働き活動することによってからだの各種機能が活発に作用し、
行動力に満ちあふれた健康な生活を営むことができるのです。
例えば病気で寝たきりの生活を余儀なくされた場合、足の筋力が衰え、骨格そのものまで弱くなって、
しばらくの間歩くことすらきつく感じることはよく経験することです。
人間のからだの機能は、適度に使うことによって、はじめてその機能を保持し、増進させることができます。
一方、使わないでいるとその機能は退化していきます。
人間のからだというのは、使わないと退化し、からだの機能が正常に働かなくなったり、
異常な状態になると病気をひきおこします。
これを以前は『成人病』と呼ぶようになった理由は、
急に病気になったり、急に治ったりする性格の病気ではなく、
栄養・運動・休養のバランスを失った生活習慣によって徐々に悪化していき、
治療するのに長期間を要するからです。
運動を適度に実施することによって下図に示したように生理的、精神的、社会的効果が期待できます。
- 適度な運動
身体の機能向上
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- 老化の予防
- 健康感の向上
- 積極的な生活
- 体力に自信
- ストレスの解消
- 運動不足
身体の機能低下
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- 体力の低下
- 運動能力の低下
- 消極的な生活
- 肥満
- 過度な運動
身体の機能障害
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- 過労
- 事故
- 障害
- 体力の消耗